自転車のチェーンが切れた!自分で修理する方法と交換のポイント

最終更新日:2024/03/13

自転車のチェーンが切れた!自分で修理する方法と交換のポイント

自転車に乗っていて突然チェーンが切れた!
そんな経験はありませんか?
チェーンが切れると、自転車は動かなくなってしまいます。
しかし、工具さえあれば自分で修理することができます。

この記事では、自転車のチェーンが切れたときの修理方法と、チェーン交換のポイントを紹介します。

自転車のチェーンに関する基本知識と注意点

自転車のパーツの中でも、とりわけ重要な役割を果たすチェーン。
しかし、これが切れてしまったり、故障した場合の修理や交換は初心者にとって難易度が高い問題といえるでしょう。
今回は、自転車のチェーンが切れた場合どうすれば良いのか、について解説します。
この解説を通じて、チェーンの役割と構造、チェーンが切れる原因、そして具体的な修理・交換方法や注意点について詳しく学びましょう。

自転車のチェーンが切れた原因と予防法

自分で自転車のメンテナンスをするために色々と勉強しているのですが、まず自転車のチェーンがなぜ切れるのか、その理由を教えてもらえますか?

ロードバイクの初心者
ロードバイクの先生

その疑問は多くの自転車乗りが一度は抱く問題ですね。
チェーンが切れた主な理由は大きく2つあり、1つは、摩耗によるもの。
もう1つは、適切ではないメンテナンスによります。

チェーンは大きな力がかかる部分で、常に摩耗しています。
特に負荷が大きいアップヒルやスプリントの際はチェーンに大きな力が加わります。
摩耗によってチェーンのピッチ(一つ一つのリンクの間隔)が長くなり、チェーンとスプロケット(後輪の歯車)の噛み合わせが悪くなると、チェーンが切れることがあります。
また、適切なメンテナンスがされていない場合、チェーンが錆びたり、汚れによって摩耗が進んだりという問題もあります。

切れたチェーンの修理方法と注意点

そうなんですね。
では、チェーンが切れてしまったときの修理方法を教えてもらえますか?

ロードバイクの初心者
ロードバイクの先生

チェーンが切れてしまった場合は、専用の工具を使用して修理をすることが可能です。
具体的には、チェーンカッターという工具を使って、壊れたチェーンのリンクを切り落とし、新しいリンクをつける方法があります。
もしくは、全てのチェーンを新しく交換することもありますね。

チェーンカッターを用いればチェーンを分解し、壊れたパートだけを取り替えることができます。
ただし、その際に注意しなければならないのは、切り落としたチェーンと新しいリンクのサイズが合っていること。
また、全て新しいチェーンに交換する場合、自転車の種類やギアの数に応じてチェーンの長さを調節する必要があります。

チェーンカッターの使い方とポイント

チェーンカッターを使ったことがないのですが、詳しく使い方を教えてもらえませんか?

ロードバイクの初心者
ロードバイクの先生

チェーンカッターは使い方を覚えると便利な道具です。
まず、壊れたリンクを見つけ、そのピン(リンクをつなぎ止めている部分)にチェーンカッターを当てます。
次に、ハンドルを回してピンを押し出し、リンクを分解します。
新しいリンクを取り付けるには、再度ピンを挿入してその位置を固定します。
この時、リンクが滑らかに動くことを確認してくださいね。

チェーンカッターの使用は一見難しそうですが、慣れればできるようになります。
上記でお伝えしたように、リンクが滑らかに動くことを確認することが肝心です。
もし動きが硬かったら、ピンがきつすぎる可能性がありますので、少し引き戻すと良いでしょう。

チェーン全体を交換する際の注意点

チェーンを全て新しく交換するときの注意点は何ですか?

ロードバイクの初心者
ロードバイクの先生

チェーン全体を交換する場合、まず最初に自転車のギア数に対応するチェーンを選びます。
次に、取り付ける前にチェーンの長さを確認します。
一部のチェーンは長さを調節できるものもありますが、その場合は新旧のチェーンを比較して長さを合わせましょう。
その上で、チェーンを取り付けた後にリアディレイラー(後ろのギアを操作する装置)に適切なテンションがかかるように調節します。

チェーンを全て交換する時の要点は正しいチェーンの選択と、その長さの調節、そして適切なテンションの保持です。
正しい長さのチェーンを選ばないと、ギアがうまく動かない、またはチェーンが切れる原因になることもあります。
また、テンションが適切でないとギアの変速がスムーズにいかなくなります。

チェーンが切れた事例と適切な対処方法

実際にチェーンが切れてしまった事例やそれをどう対処したかを教えてもらえますか?

ロードバイクの初心者
ロードバイクの先生

ある時、ロングライド中に顧客のチェーンが切れてしまいました。
その時は新しいチェーンを持っていなかったので、チェーンカッターで壊れた部分を分解し、不要なリンクを取り外して短くした後、再度結び付けて対応しました。
この対応で十分に自転車は動きましたが、早急に新しいチェーンに交換するべきであるとアドバイスしました。

こちらの事例はよくある対処法の一つです。
チェーンが切れた場合は、一時的な修理であればチェーンを短くして対応することができます。
しかし、これはあくまでも応急処置です。
その後で、新しいチェーンに交換する必要があることを忘れてはいけません。

自転車チェーンメンテナンスの重要性

たくさん教えていただき、ありがとうございました。
自分でできるところはチャレンジしてみようと思います。
その際に大切なのは、自転車のギア数に対応するチェーンを選び、必要なら長さを調節することと、結ばれたチェーンが滑らかに動くことということを心に留めておきますね。

ロードバイクの初心者

今回の要点を整理すると、以下の通りです。

  • チェーンが切れる主な原因は摩耗と不適切なメンテナンス
  • チェーンが切れた場合は、チェーンカッターを使って修理、または全体を新しいものに交換する
  • チェーン交換時には、ギア数に対応するチェーンを選び、長さを調節し、適切なテンションを保つ
  • チェーンは定期的なメンテナンスと交換が必要

自分でメンテナンスを行うことは自転車との深いつながりを持つ一方で、安全なサイクリングを実現するためにも重要なことです。
長く安全に自転車ライフを送るために、チェーンのメンテナンスはしっかり行いましょう。

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