グリップ力を高める、バーテープの選び方と巻き方をマスターしましょう。
最適なテープの選択から巻く際のコツまで、一挙に解説します。
自転車ライフに新たな一歩を踏み出すためのヒントがここにあります。
グリップ力を高めるバーテープ
バーテープは自転車のグリップ部分に巻きつけるテープで、自転車の乗り心地や握りやすさに大きく寄与します。
しかし、新たにロードバイクを始めたばかりの方々にとって、バーテープの巻き方やその選択についてはなかなか難しい問題でしょう。
そこで今回は、グリップ力を高めるバーテープの巻き方や、握りやすさを向上させるポイントについて具体的に解説します。
通常、バーテープの巻き方には慣れが必要ですが、一度コツをつかむとその技術は一生ものです。
バーテープの選び方と特性
最初に、バーテープの選び方について教えていただけますか?どういったバーテープがあるのでしょうか?
それぞれの素材や厚み、形状によってさまざまです。高い衝撃吸収性を持つジェルタイプのバーテープや、摩耗に強く長持ちするカーボン複合タイプ、快適な握り心地を提供するコットンタイプなどがあります。各タイプは異なる特性を持っており、乗り心地や耐久性、見た目などに影響しますので、自分のライディングスタイルに合うものを選ぶことが大切です。
バーテープの選択は、乗車状況や個人の好みによるものです。
例えば、長時間のライドを好む人や、風雨や悪路にも負けない耐久性が求められる場合は、カーボン複合のバーテープが適しているでしょう。
一方、短時間の快適なライドを目指すなら、肌ざわりが良く、見た目にもこだわることができるコットンタイプがおすすめです。
また、ジェルタイプは衝撃吸収性に優れており、しっかりと握りつつも手への負担を軽減します。
グリップに巻くときのコツ
なるほど、バーテープの選択にはそれぞれ特性があるんですね。では、バーテープをグリップに巻く際のコツを教えていただけますか?
まず一番重要なのは、テープを引っ張りながら巻いていくことです。これはテープがずれたり、緩んだりするのを防ぐためです。また、テープの重なり部分が一定になるように気をつけましょう。一般的に重なる部分は約1/3程度が理想的です。そして、テープの始まりと終わりは、安定した固定ができるようにしっかりとテープを巻くことが大切です。
バーテープの巻き方には、一定のテクニックが求められます。
適度に引っ張ることでテープが緩まず、一定のテンションを保つことができます。
また、テープの重なりは握り心地に影響するため、一定に保つことが必要です。
ただし、テープを引っ張りすぎるとテープが伸びてしまったり、握り心地が硬くなってしまう可能性もありますので、適量が大切です。
そして、テープの始まりと終わりをしっかりと固定しましょう。
そうすることで、長時間使用してもずれたり、巻き直す必要がないようにします。
自転車のグリップの下部からバーテープを巻く
バーテープを巻くときの方向は何か決まりがありますか?どちらから始めれば良いのでしょうか?
ある一定の方向に沿ってバーテープを巻くことがおすすめです。具体的には、グリップの下部から始めて上部に向かって巻いていきます。これは、自転車の運転中に手が自然と握る方向に沿ってテープを巻くことで、テープがずれにくくするためです。
手が自然と握る方向に沿ってバーテープを巻くと、テープがずれにくく、握りやすさが向上します。
また、バーテープを順番に重ねていくことで、自転車の進行方向に向けてバーテープがスムーズに流れるようになるため、自然な感じで握ることができます。
バーテープをしっかりと固定する方法
テープを巻き終えた後は、どうやって固定するのでしょうか?
バーテープをしっかり固定するためには、専用のバープラグや付属のフィニッシングテープを使用します。バープラグはグリップの下端に挿入し、フィニッシングテープは上端のバーテープを固定するために巻きます。このフィニッシングテープは自己粘着タイプが多く、巻いたバーテープをしっかりと固定してくれます。
バーテープをきちんと固定することで、ずれることなく安定した握り心地を長持ちさせることができます。
バープラグはテープの下端を固定し、肘掛けのように機能します。
フィニッシングテープは、上端の端を確実に固定し、重なり部分を滑らかにし、見栄えを良くします。
ただし、フィニッシングテープが自己粘着タイプでない場合は、透明な電工テープで代用することも可能です。
複雑なバーチューブへのバーテープ巻き方
最後に、複雑な形状のバーチューブにバーテープを巻く場合はどうしたらいいのでしょうか?
曲がり角やブレーキレバー周辺など、複雑な形状の部分はバーテープを巻くのが一番難しい部分ですね。この場合、テープを斜めに巻くことで、形状に合わせてきちんとフィットさせることが可能です。また、ブレーキレバー周辺はテープを「8」の字を描くように巻くと、スムーズな握り心地を維持しつつ、ブレーキレバーを固定できます。
複雑な形状のバーにバーテープを巻く時のコツは、テープを斜めに巻くことで形状に合わせることです。
そして、ブレーキレバー周辺では、「8」の字を描くように巻くことで、テープの終わりと始まりを自然に繋げることができ、ブレーキレバーにテープが干渉せず、握りやすさを保てます。
しかし、この部分はテープが剥がれやすい部分でもありますので、丁寧に固定することが必要です。
自転車のバーテープについてまとめ
たくさんのアドバイス、ありがとうございました。バーテープの選び方から巻き方まで、とても勉強になりました。次回からは自分でバーテープを巻けるようになりそうです。
今回、学んだことを再度振り返ってみましょう。
- バーテープの選び方は、素材や厚み、形状によって異なり、乗車状況や好みにより選ぶ。
- バーテープの巻き方は、テープを引きつつ巻き、重ねる部分はバーテープの約1/3、方向性はグリップの下から上に向かって巻く。
- バーテープの固定方法は、バープラグやフィニッシングテープを用いて固定する。
- 複雑な部分の巻き方は、テープを斜めに巻くことで、形状に合わせる。
引き続き、快適な自転車ライフをお楽しみください。